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2013年6月20日 (木)

裁判員裁判の死刑判決を破棄 飲食店主殺害で東京高裁

朝日新聞デジタル6月20()1057分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130620-00000023-asahi-soci

 【伊木緑】東京都港区のマンションで飲食店経営の男性を殺害したとして、強盗殺人罪などに問われた無職伊能(いのう)和夫被告(62)に対し、東京高裁は20日、一審・東京地裁の裁判員裁判の死刑判決を破棄し、無期懲役とする控訴審判決を言い渡した。村瀬均裁判長は「一審判決は、2人を殺害した前科を重視しすぎている」と指摘した。裁判員裁判による死刑判決は19件あるが、二審で覆るのは初めて。

 無罪を主張していた弁護側は、上告する方針。

 判決によると、伊能被告は2009年11月、東京・南青山のマンションに金目当てで侵入。昼寝中だった五十嵐信次(のぶじ)さん(当時74)の首を包丁で刺して殺害した。

 11年3月の一審判決は、伊能被告が過去に妻と娘を殺害し、懲役20年に服した前科があることを重視。今回起訴された事件での犠牲者は1人だったが、前科を踏まえて死刑としていた。

 一方、控訴審判決は、殺害された被害者が1人だった強盗殺人事件の裁判の先例のなかで、前科が重視されて死刑が選択されたケースと比較した結果、多くは無期懲役の仮出所中に、前科と似た罪を犯していたケースだったと指摘。伊能被告の場合、前科は無理心中だったが、今回は金目当ての犯行であり、類似性が認められないと判断した。

 村瀬裁判長は一審判決について「人の生命を奪った前科があることを過度に重視しすぎた結果、死刑の選択もやむを得ないとした判断は、誤りといわざるを得ない」と述べた。

 弁護側は「被告は被害者宅に侵入していないし、殺害もしていない」と無罪を主張。伊能被告は取り調べから一審判決まで黙秘を貫き、控訴審は一度も出廷しなかった。

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コメント

だったら初めからやるなよ。
市民感覚を採り入れようと始めた裁判員裁判ではないのか?

投稿: だから | 2013年10月22日 (火) 18時09分

この事件はどう考えたって死刑は回避になる事件です。
裁判員裁判は、導入前より量刑が重くなる傾向があり懸念の声があがっていますが、この事件もそれを象徴しています。
また、裁判員の感情、私情により特定の事件に量刑が重くなる傾向があり、公正な裁判が崩れています。
最高裁は「事実の認定がよほど不合理でない限り、裁判員裁判の結論を尊重すべきだ」とする一審尊重の判断を示していますが、これは三審制の根柢を揺るがすものです。
裁判員裁判は公正の司法の崩壊をもたらします。
裁判員裁判は廃止すべきです。

投稿: | 2013年6月22日 (土) 01時24分

管理人様のコメントに安心しました。最近通信環境?に問題があり見るだけでしたが、これで安心してコメントできます。個人的なコメントが多く心配していました。これからもよろしくお願いします。

投稿: 字が違っていたら失礼 | 2013年6月21日 (金) 00時29分

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