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2013年4月 7日 (日)

<死刑>罪悔いる、執行時間14分…占領下の実態、公文書に

毎日新聞4月7()1155分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000021-mai-soci

 第二次大戦後の占領下で、日本政府が死刑囚46人の刑執行について英文でまとめた公文書が国立国会図書館で確認された。絞首刑の執行時間は平均約14分だった。46人の大半が罪を悔いていた旨も記載されていた。現在、絞首刑にかかる時間など死刑執行に関する情報はほとんど公開されておらず、公文書を見つけた関西大法学部の永田憲史准教授は「死刑制度について議論するための貴重な資料だ」としている。

 永田准教授によると、公文書は法務府(現法務省)が連合国軍総司令部(GHQ)に提出した死刑執行前の「起案書」と執行後の「始末書」。資料を縮小して記録するシート状のマイクロフィッシュに複写され、国立国会図書館の憲政資料室に保管されていた。

 1948年7月~1951年3月に刑が執行された男性死刑囚46人。死刑執行の開始と終了の時間が記載され、判読できない1人分を除く平均時間は約14分。最短は10分55秒、最長は21分と最大で約2倍となった。

 死刑の執行時間については、死刑の合憲性が争われた裁判で、故古畑種基(たねもと)・東大名誉教授が提出した鑑定書に福岡刑務所での執行時間が引用され、平均約15分だったが、引用元の公文書は公開されていない。現在も死刑執行に関する文書は作られているが、所要時間など刑執行の詳細は非公開だ。

 一方、「始末書」の特記事項の欄には、拘置所の刑務官らが観察した刑執行までの様子などが記されていた。46人中43人について「罪の意識に苦しんでいた」などと罪を後悔する記載があった。

 強盗致死罪の男性(執行時23歳)については、被害者への罪の意識に苦しみ、「執行前に拘置所職員に感謝の言葉を述べた」。賭博をきっかけに強盗殺人の罪を犯したという男性(同36歳)は、死刑を当然のことと受け入れた上で、執行前に自分の子供に「賭博に手を染めないで」という遺言を残したという。

 永田准教授は「裁判員制度で国民が直接、死刑の言い渡しに関与するようになったのに、死刑の情報がほとんど公開されないのはおかしい。残虐でない死刑の方法を議論するためにも、法務省はできるだけ公開すべきだ」と指摘している。

 この公文書に関する永田准教授の著書「GHQ文書が語る日本の死刑執行公文書から迫る絞首刑の実態」が近く現代人文社から出版される。【渋江千春】

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