元組長・組員2人の死刑執行 市原のファミレス発砲事件
【西山貴章】谷垣禎一法相は26日、同日朝に2人の死刑を執行したと発表した。今年2月に3人の死刑を執行して以来、2カ月ぶり。昨年12月の政権交代後、自民党政権としての2度目の執行となった。
法務省によると、執行されたのは、2005年4月に千葉県市原市で起きた暴力団幹部射殺事件で共犯だった元暴力団組長の浜崎勝次死刑囚(64)と、元暴力団組員の宮城吉英死刑囚(56)。
いずれも収容先の東京拘置所で執行された。これにより、確定死刑囚は134人となった。
確定判決によると、2人は05年4月25日夜、市原市内のファミリーレストランで拳銃2丁を発砲し、別の暴力団組長ら2人を殺害した。
殺人と銃刀法違反の罪に問われた2人は、一、二審ともに死刑判決を受け、浜崎死刑囚は11年12月、宮城死刑囚は09年6月にそれぞれ最高裁で上告が棄却された。
谷垣法相は執行後の26日午前11時過ぎから記者会見に臨み、「組織の体面を守るという暴力団組織特有の犯罪で、一般市民を巻き込む危険性のある場所で発砲した。2人の尊い命を奪う、凶悪で残忍な犯行だ」と指摘した。そのうえで「被害者や遺族の無念はこのうえない。裁判所で十分審理され、死刑が確定した。それを踏まえ、慎重に検討して執行を命じた」と述べた。
今回の2人を執行対象に選んだ理由は「差し控える」と回答を避けた。
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コメント
ご飯をいただく神聖な場所で銃乱射やて??何考えとんのやーッ!!
ヘタ売らすんやないわい!!
投稿: 神宮雅枝 | 2013年5月16日 (木) 22時32分
執行の順なども国民に伝えるべきだ!
投稿: | 2013年5月 2日 (木) 01時38分
死刑廃止を求める国際世論を無視した谷垣法相による死刑執行に抗議する!
投稿: | 2013年4月30日 (火) 22時43分