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2012年12月 5日 (水)

なるほドリ:裁判員裁判、判決後はどうなるの? /鳥取

毎日新聞 12月5日(水)15時58分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000224-mailo-l31

 ◇不服なら高裁に控訴 「1審判断を尊重」が原則

 なるほドリ 鳥取連続不審死事件の裁判員裁判で上田美由紀被告(38)に死刑の判決が出たね。これで、刑は確定するの?
 記者 原則、3審制の日本の司法制度では、判決に不服がある場合、検察、弁護側とも上級の裁判所に控訴や上告ができます。それは裁判員裁判でも同じです。判決日を含めて15日以内に上級裁判所に申立書を提出する必要があり、鳥取地裁の判決に不服がある場合は広島高裁松江支部に申請します。
 Q 控訴審も裁判員が審理するの?
 A 控訴した場合、裁判官が審理します。1審が裁判員裁判でもそれは同じです。審理結果には不利益変更禁止の原則があります。これは被告が不利益な結果を恐れて、控訴を差し控えるのを避けるため、被告が控訴した場合、刑が1審より重くなることはないというものです。また、過去の判例から、被告に実益のない控訴も認められていません。
 Q でも、裁判員裁判の“民意”はどうなっちゃうの?
 A 最高裁司法研修所は09年、裁判員裁判の控訴審について「客観的事実を見落としている場合などを除き、市民の判断を尊重すべきだ」との見解を示しました。今年2月の最高裁判決でも「1審の判断が論理則、経験則などに照らして不合理なものでない限り、許容範囲内のものと考える姿勢を持つことが重要」とし、裁判員裁判の判断を原則的に尊重すべきだとの方向性を明確化しています。3月末現在、控訴審が1審の裁判員の判断を破棄する率は6・7%にとどまり、裁判官のみが審理していた時代の17・6%(06~08年)に比べて6割以上減少しています。
 Q 上田被告は控訴したの?
 A 上田被告の弁護士は即日控訴しました。今後、広島高裁松江支部で控訴審が始まる予定です。控訴審の判決までの期間は事案により異なるので、いつになるか分かりません。今年4月に死刑判決が言い渡された首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗被告(38)の控訴審はまだ始まってもいません。上田被告は強盗殺人について無罪を主張しているため、控訴審後も上告し、最高裁まで持ち込まれる事が予想されます。<回答・川瀬慎一朗>
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 あなたの質問をお寄せください 〒680-0022鳥取市西町2の415、毎日新聞鳥取支局質問・なるほドリ係(FAX0857・22・0440)
12月5日朝刊

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コメント

この事件のように直接的な証拠が一切なく、あるのは間接的な証拠のみで、被告人は犯行を否定。
こういったケースは無罪判決が下されないといけないケースです。
間接的な証拠はいくらでも恣意的な解釈が可能です。
日本では検察の有利なように恣意的な解釈がされています。
刑事裁判の鉄則である「疑わしきは被告人の利益に」「10人の真犯人を逃すとも1人の無罪を罰するなかれ」が全く守られていない。
不当な判決です。
ちなみに裁判員裁判の「1審判断を尊重」が原則では、3審制の崩壊を意味しますし、それでなくても冤罪大国といわれている日本、冤罪大国にさらに拍車をかけることになります。

投稿: | 2012年12月 9日 (日) 23時01分

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