死刑判断、先例尊重を=一般事件は量刑の幅容認―裁判員評議で報告書・司法研
時事通信 7月23日(月)17時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000085-jij-soci
最高裁司法研修所は23日、裁判員裁判の量刑評議の在り方について研究報告をまとめた。国民の感覚を反映させる裁判員制度の趣旨を踏まえ、言い渡す刑の幅が従来の傾向より大きくなることを容認する一方、死刑については公平性の観点などから先例を尊重すべきだとした。現場の裁判官の指針となりそうだ。
報告書は、裁判員裁判の評議で使われる同種事件の過去の量刑傾向資料について、ある程度は尊重すべきだとする一方、「絶対視はせず、合理的な理由があれば、これまでの傾向と異なる量刑判断も許容される」と指摘。資料の意味や限界を裁判官が適切に説明し、国民の感覚を反映させるよう配慮すべきだとした。
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