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2012年7月21日 (土)

更生の難しさ、浮き彫り 「再犯者率」増加 凶悪犯は半数以上 群馬

産経新聞 7月21日(土)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120721-00000081-san-l10

大阪・ミナミで6月、男女2人が死亡した通り魔事件など、刑務所を出所したばかりの容疑者による犯罪(再犯)が相次ぐ中、県内でも再犯者の摘発が増加している。吉岡町では同月、出所後の男が民家に押し入る強盗事件が発生した。関係機関が再犯防止に知恵を絞るが、決め手に乏しいのが実情で、更生の難しさが浮き彫りとなっている。(大橋拓史)

県警の犯罪概況書によると、県内の再犯者率(摘発された刑法犯に占める再犯者の割合)は平成8年の26・1%から23年には40・9%まで増加。23年に摘発された殺人や強盗などの凶悪犯82人に限定すれば、56・1%にあたる46人が再犯者だった。また、窃盗犯でも全体の41・7%を再犯者が占めた。

吉岡町では6月、刑務所出所後の男が民家に押し入って男女4人に重軽傷を負わせ、現金を奪う強盗致傷事件が発生。また、高崎市内のパチンコ店で同月に起きた窃盗事件も、逮捕された容疑者は再犯者だった。

ある県警幹部は「『刑期を経たから即、更生』となるかというと、実際には壁にぶち当たることも多い。親、兄弟の言うことを聞かずに一度、犯罪に手を染めてしまったような人の場合、困難なのも事実だ」と漏らす。

大阪・ミナミの通り魔事件でも、逮捕された容疑者は「仕事も住むところもない。死ぬしかない。人を殺せば死刑になると思った」などと供述している。

県警刑事企画課は、再犯者率が増加している背景について、「出所後に仕事や住居が見つからず、また安易に犯罪に手を染めてしまうケースが目立つようだ」と指摘する。

一般的に、出所者に対する支援策としては、保護観察所の活動がある。出所者の食事や宿泊施設などの一時提供、更生保護施設の紹介といった活動に取り組み、社会復帰を後押ししている。

だが、「さまざまな制度を用いて就労支援を行っても、最終的には出所者本人のやる気次第。結局は仕事が続かず(周囲が)裏切られることがある」(前橋保護観察所)との指摘もある。更生に“特効薬”はなく、関係機関のさらなる地道な努力の積み重ねが求められている。

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