裁判員制度:元裁判員が意見交換 今後の運用の参考に--地裁 /長野
毎日新聞 6月17日(日)12時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000120-mailo-l20
元裁判員から率直な感想を聞き、今後の運用の参考にするための意見交換会がこのほど、長野地裁であった。強盗殺人事件や現住建造物等放火事件などで裁判員を経験した20~70代の男女7人が参加。「貴重な体験だった」と肯定的な意見が大半を占めたが「事件について知らないと法廷で(検察官らが)何を言っているのか分からない。事前に説明がほしい」と改善を求める声も出た。
意見交換会は、貝阿弥誠所長が司会を務め、高木順子裁判官の他、検察官と弁護士の各1人が参加した。量刑も決める制度の在り方に元裁判員は「量刑も市民の判断」と肯定的にとらえる一方で「有罪か無罪かだけで良い」との意見も出た。
強盗殺人事件を審理し、死刑判決を出した元裁判員の会社員は「重さは感じているが、死刑判決は全員で考えた結果」と話した。【福富智】
6月17日朝刊
最終更新:6月17日(日)12時30分
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