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2011年12月12日 (月)

2011年12月死刑囚小田島鐵男面会レポート

今日は12/9、金曜日です。午前中はみぞれが降っていましたけど、今この時間、2時7分では、陽も射してきました。本日小田島の面会は今年最後になりましたが、今日は私の方から積極的に死刑の話をしました。

まず先月22日に最高裁で上告を棄却された共犯の守田克美の記事を読んだかと。「読売新聞で読みました」ということで、まず彼の第一声は記事の大きさよりも、オウム関係の死刑記事が多くて「守田のことはかすんじゃったみたいですね」と、ちょっと苦笑いをしたんですから、それでも二呼吸おいて彼の方からやはり死刑については、守田の上告棄却の決定が出てから、まだ二十日たらずですけどもだいぶ心情的に死刑に付いて現実的に考え始めたという印象を受けました。

それと下着のことも出たんですが、執行されるんだったら新しい下着の方がいいだろうと、いう話をしたらそれについては、彼も最初は「YES」とは言わなかったんですが、「まあ穴のあいた下着でもいいや」と彼は言ったんですが、イヤ死ぬ前には新しいものを着て死ねと、私も強い言葉で彼に言ったんですが、それでもその言葉ひとつひとつも死刑に関する言葉について、彼は過剰な反応もなかったし、今日現在では冷静に受け止めてると。

それと自分は自らが上告棄却をしなかった。要するに、高裁で取り下げをしたんで、死刑の執行そのものは決まっていると。ただ来年は、どのくらいもつかということは、彼ももちろん予測はつかない。しかし定期的に出している手紙が、ひょっとしたら遺書になるかもわからない。ま、そういう状況も自分としては考えていますよと、いうことで今日は前回よりも真剣な面持ちで死刑について彼は私の質問に答えてくれました。

私の見たところ、やはりもう、来年も相当早い時期に執行されるんじゃないかと。いうことを彼の言葉の端々から感じると同時に、死に対する「恐れ」というか、それはあまり感じなかったということで、今日の彼の気持を忖度した次第です。

それともう夢中になって房内作業、袋とじを続けている。それはやはり息子のトビーに一銭でもいいから送りたい、という気持なんだと。もうひとつ相反する言葉として「もう手紙や写真をフィリピンの方からもう送らないでくれ」ということで、自分はこれから手紙を出したいと思っているというのは本人自身が執行されれば、もうその時点でフィリピンの親子とは関係がゼロになるというと考えると、やはり自分の方から手紙を寄越すなということを伝えたいんだということを、ちょっとしんみりした口調で話しておりました。

ま、それにしても懸念と言うか考えているのは、もう7才にになった。となると自分の父親の名前、小田島鐵男の名前ももうそんなに時間がかからないうちに、パソコンでもいじくれるようになれば、検索すると自分の父親がわかるんじゃないか、そのことを彼にとって非常にマイナスであるということは、だいぶ真剣な言葉で私に伝えてました。

いずれにしても今年最後の面会になりましたけども、来年も1月の早い時期に来て、もっと死刑について、どう受け止めているのか、それと今までは質問したことがなかったんですが、「被害者に対して何を思っているか」ということを、一月の面会では、少しただしてみたいと思っております。それから今日は予測していたのは守田の確定判決で少しは気持ちが萎えているかと思ったんですが、その懸念は全然なくて、元気でやっていたので、来年はまた一月の早い時期に小田島の死刑について報告できるかと思います。今日はそういうことでレポートを終わりたいと思います。

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コメント

確かに、犯罪に生い立ちが関わってくる事は、多いと思います。しかし、それが故に罪を許せと言う理由には、ならないと私は思います。けれど、犯罪を少しでも減らすには、どうしたらいいか考える事は、できると思います。罪を犯したものは、法で裁かれ罪を背負って償うべき。ただ、問題はそれからです。死刑囚に小田島死刑囚の様に再犯者がいるのは、刑務所内の更正教育に時代のずれがあるのではと感じます。ここで、人間として正しく生きる道をみつけられれば、悲しい事件や死刑囚の数も少しは、減らす事ができるのでは、ないでしょうか。

投稿: 梅干し | 2011年12月29日 (木) 12時45分

冠さんのおっしゃる通り、私も小田島死刑囚は、たとえ反省していても、謝罪はしないと思っています。それが、小田島死刑囚と言う人の生き方なのだと思います。最後に首に縄をかけられる瞬間何を思うのか。誰にも解らない事ですが、人の善の部分として自分の人生を後悔して欲しいとむなしい希望を持っています。

投稿: 梅干し | 2011年12月27日 (火) 19時48分

最近の日本では、犯人が不幸な生い立ちの境遇で、それが犯罪の一因であった場合、「生い立ちが不幸でも立派に成長している人もいる」といった強者の論理が盛んに主張されますが、これは言語道断、暴論です。
不幸な生い立ちの中でも立派に成長できる人は、本当に「偉い」の一語ですが、世の中そんな強い人ばっかりではありません。
そんな論理がまかり通れば、強者か運のよい人でなければ生きていけないサバンナになってしまいます。
どんな人でも、誰もが生きていける世の中でなければ。

投稿: | 2011年12月23日 (金) 22時35分

死刑制度は廃止すべきです。

投稿: | 2011年12月23日 (金) 21時46分

梅干しさんのコメントにはいつも感心させられます。私はずいぶん長くこのブログを読んでいますが、未だ小田島から謝罪の言葉が出た記憶がありません。しかし、小田島の心情は誰にもわからないですし、ひょっとして心の中では悔いていつも被害者と遺族に詫びているのかもしれません。ただ私がこのブログを長く読んで確信している事は小田島は執行されるまで決して謝罪の言葉を口にしないだろうという事です。しかし、梅干しさんの提案された方法で死刑囚の反省の心を揺り動かし、人間らしく執行されてゆくという案は素晴らしいと思います。ただ、小田島がどんなに心が揺れ、心底反省し、犯した罪を悔いても決して謝罪の言葉は言わないと思います。

投稿: 冠 | 2011年12月23日 (金) 03時38分

いのちのメッセージ展をご存知ですか?犯罪被害者のご遺族が被害者の身長と同じ人型のパネルを作り、被害者の写真、メッセージをはりつけ下に被害者の生きた証として使用した靴を飾ると言うものです。この間、初めて訪れました。沢山のパネルにショックを受けました。こんなに沢山の命がと。リンチ殺人の被害者の方のパネルも有りました。小さな子供の靴も。少年院や刑務所内でも展示したりしているそうです。ご遺族にとっては、憎い相手のいる所。でも、悲しい思いをするのは、自分達で終わらせたいと。死刑囚は、更正の余地がないから死刑なのだから死刑まで閉じ込めていればいいと言う考えもあるかも知れません。しかし、彼らにこそ命の大切さをわからせ刑を執行するべきだと思うのです。

投稿: 梅干し | 2011年12月20日 (火) 23時57分

連続リンチ殺人事件の死刑囚3名の中の1人が再販請求したとのこと。
弁護士によると「犯行時は心神喪失状態だったとの結果がでたという」

心神喪失だろうと人よ殺めたのは確かなこと、亡くなった人は戻ってこない。

投稿: | 2011年12月20日 (火) 12時44分

「被害者に対して何を思っているか」

やっと訊いて下さるのですね。

投稿: | 2011年12月19日 (月) 21時11分

不遇な幼少期は確かに同情すべき所があるが、しかし、4人も殺した事は絶対に許すわけにはいかない。
利己的で冷酷で自分の利益の為なら他人の命を奪う人間のクズに反省等は絶対にあり得ない。


今、小田島がやるべき事は毎日死刑執行に怯え恐怖し苦しみながら処刑される事だと思う。


被害者様の為に精一杯苦しん死んで下さい。


投稿: 岩鉄 | 2011年12月18日 (日) 13時12分

ジャーナリストの割に文章書くのが下手ですね。変な所で句読点打ちまくっていて読みにくい。

投稿: | 2011年12月16日 (金) 07時26分

確かに現政権のままだと、再来年でも執行はないのでは。小田島さんは、その辺りをどう考えているのでしょうか。

投稿: ゆき | 2011年12月16日 (金) 02時54分

1月の面会での、被害者、遺族に対しての心情を聞く予定を心待ちにしています。
やっとですね。

投稿: | 2011年12月15日 (木) 11時08分

人はいつどうなるか分からないものですよね。
簡単に何でも言える言葉がとても悲しいですね。
今幸せに満ちた生活をされている方も突如まっとうな道から外れてしまうこともあるんですもんね。

この世で死んでも、来世があるなら、次こそは周りに恵まれ笑って生きていける人生でありますように。

あなたの死は多くの方からの頼まれ事であり、
それをまっとうに遂行されることで幾分か心が救われる方もいるんですよね。そしてあなたも、

死後の世界は分からないけれど、来世があるなら、悲しみを生むことなく、幸せになって欲しいです。

投稿: 生変幸願 | 2011年12月15日 (木) 00時42分

絞首刑に対して恐怖感を抱いてないように見え、小田島のような凶悪犯には死刑さえも犯罪抑止効果がないのかと思ってしまいます。それと東京拘置所の刑場が以前マスコミに公開されましたが、新聞や雑誌またはテレビで小田島もその映像や写真は見たのでしょうか?

投稿: 食費 | 2011年12月14日 (水) 22時53分

あなたも言えば不幸な人です。せっかくこの世に生を受け、まっとうに生きて要れば、子供の成長も楽しみだろうしクリスマスお正月なんかも楽しく過ごせるはずだったんですよ。でも、あなたに手をかけられた方はもっともっと不幸です。それが解りますか?謝罪しても許されない事をしたのを解ってますか?生活が苦しくても、生まれた環境が悪くとも笑って頑張ってる人もたくさんいます。それが解りますか?死刑はそれを解らす事もあると思う。執行は当分ないと思うが、残された時間を大切に反省し、男としてケジメをつけて下さい。

投稿: アベンジャー | 2011年12月14日 (水) 09時59分

実母に無理心中を迫られた事について彼はどう思っていたんでしょう?数々の犯罪歴の裏には幼少期の心理が関係しているんでしょうか?

投稿: 生変幸願 | 2011年12月14日 (水) 06時54分

何をブログ遊びして時間をもてあそんでるんじや 四人も殺しておいて 本当に反省してるんか人間の命をなんと思ってるんやフィリピンに己の子供がいてるとかお前に娘殺された人をどう思う この人たちが己に何かしたか紳士に反省してると思いません早く死刑執行して下さいます

投稿: お代官さま | 2011年12月14日 (水) 06時26分

来年早々の執行は無い気がします。現政権のスタンスを見る限り。彼の確定順位はどれくらいに位置しているのですか?30番台だと危ないのかな?皮肉にもこのblogの存在が、当局に執行を促すかもしれませんけど。小田島氏。トビー君のためにも人間らしくお詫びしないといけません。最後位人間らしさを見せてください。

投稿: テツロー | 2011年12月13日 (火) 06時09分

齋藤さん、お疲れさまでした。小田島死刑囚の死が間近に迫った心境が読みとれるリポートでした。1月の面会で被害者、遺族の方への心情を聞いて頂けるのですね。これが、もっとも知りたい事でした。ところで、齋藤さんは小田島死刑囚についてどう思っていらっしゃいますか?死刑囚とはいえ、ずっと交流されていてやはり、情などは湧かれるのでしょうか?ジャーナリストとしての心情もお聞かせ願えたらと思います。

投稿: 梅干し | 2011年12月13日 (火) 00時05分

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