« 竪山被告に死刑=「更生可能性乏しい」―女子大学生殺害、裁判員裁判・千葉地裁 | トップページ | 居眠り裁判員解任で弁護団「影響なかったか憂慮」 千葉大生殺害 »

2011年7月 1日 (金)

死刑判決、被告母にどう響いたか 千葉大生殺害

産経新聞 7月1日(金)9時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000521-san-soci

 松戸市で平成21年、千葉大4年の荻野友花里さん=当時(21)=を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた竪山辰美被告(50)に対し、千葉地裁は30日、県内初の死刑判決を言い渡した。公判では弁護側が情状立証で竪山被告の過酷な成育歴に重点を置く中、証人として出廷した母親(77)が重ねて遺族に謝罪。一方で親としての責任を回避しているとも受け取れる証言を繰り返す姿も見られた。(三宅令)

 「申し訳ありませんでした」-。6月17日の第7回公判。弁護側の証人として法廷に立った竪山被告の母親は、休廷中に荻野さんの両親に向かって、おもむろに土下座して謝罪した。床に頭をこすりつける母親に、荻野さんの両親は戸惑ったように目をそらした。

 突然の行動に、遺族側代理人弁護士は母親に対し、「弁護人から、お母さんに謝罪をしてほしいと申し出を受けたことはありますか」と質問。自ら思い立った行為なのかを確認した。

 公判で弁護側は、全9回の審理のうち、3回の大半を竪山被告の過酷な成育歴の説明に割いた。母親も当時に関する証言をした。

 弁護人「なぜ、家族の中で辰美さんだけが施設に入ったのか」

 母親「非行が多くなり、夫の姉と義母に決められてしまった」

 弁護人「なぜ非行に走ったのか」

 母親「私は一生懸命育てていたが、(暴力を振るう)夫のせいで思うように育てられなかった」

 また、最終的には「自分(竪山被告)でしたことですから」とも述べた。

 この日の判決で、波床昌則裁判長は「竪山被告の48歳という犯行時年齢を考えると、生育環境を重視する段階にはない」と断じた。一方で両親や家族は全く責任がないと結論づけられたわけではない。

 これまで竪山被告の親族から遺族に対する謝罪などはなかったという。荻野さんの母、美奈子さんは判決後の会見で、母親に対し、「今ごろ土下座して…」「あなたが育てた息子でしょう」と不満を漏らした。

 今回の判決は法廷で泣きはらしていた母親の心に、どのように響いているのだろうか。

|

« 竪山被告に死刑=「更生可能性乏しい」―女子大学生殺害、裁判員裁判・千葉地裁 | トップページ | 居眠り裁判員解任で弁護団「影響なかったか憂慮」 千葉大生殺害 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/473217/40811002

この記事へのトラックバック一覧です: 死刑判決、被告母にどう響いたか 千葉大生殺害:

« 竪山被告に死刑=「更生可能性乏しい」―女子大学生殺害、裁判員裁判・千葉地裁 | トップページ | 居眠り裁判員解任で弁護団「影響なかったか憂慮」 千葉大生殺害 »