同時テロ報復の米死刑囚処刑、減刑運動かなわず
読売新聞 7月21日(木)21時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000948-yom-int
【オースティン(米テキサス州)=柳沢亨之】米テキサス州ハンツビルの刑務所で20日、2001年9月の米同時テロ直後に「報復」と称してイスラム教徒の移民ら3人を銃で撃って死傷させたマーク・ストロマン死刑囚(41)に対し、薬物注射による死刑が執行された。
同死刑囚は、同時テロの4日後に同州ダラスでパキスタン移民の男性を射殺し、さらに同年10月にかけて1人を射殺、バングラデシュ出身のライス・ブイヤンさん(37)に重傷を負わせた。
同死刑囚は「(同時テロへの怒りから)アラブ人風の人物を狙った」と供述。殺人罪で死刑判決が確定した。
一命を取り留めたブイヤンさんは「憎悪の連鎖を絶ちたい」と異例の減刑運動を始め、死亡した2人の遺族や地元有力紙も賛同、1万以上の署名を集めた。執行延期を求めて訴訟も起こしたが、同州オースティンの法廷で退けられ、刑が執行された。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント