裁判員制度:「時間短い」など問題点 経験者が意見交換 /石川
毎日新聞 6月7日(火)16時44分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110607-00000306-mailo-l17
裁判員経験者が制度について話し合う意見交換会が6日、金沢地裁であった。裁判員経験者6人が参加。「被告人質問を考える時間が短い」「開廷までに心の準備ができなかった」などと率直な意見が交わされた。
同地裁ではこれまでに被告13人が裁判員裁判で審理され、判決が言い渡された。この日は殺人や強盗強姦(ごうかん)罪などに問われた被告の事件で裁判員を務めた20~70歳代の女性4人、男性2人と、裁判官や検察官、弁護士が出席した。
経験者は▽選任されてから開廷までの時間が短く、心の準備ができなかった▽被告人質問を考える時間が短く、質問できなかった▽公判に臨む前に法律用語や手続きの説明がほしかった--などの問題点を挙げた。一方、弁護士は、「被告の無罪推定」など刑事裁判の原則について、裁判所からどう説明を受けたかを確認していた。
20代の経験者の男性は「犯罪を身近に感じるようになった。経験者が増え、犯罪を意識する人が多くなれば、犯罪が減る効果があるかもしれない」と話していた。【宮本翔平】
6月7日朝刊
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