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2011年3月20日 (日)

報道されない死刑制度の実情~『慈悲と天秤』

WEB本の雑誌 3月20日(日)21時32分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110320-00000305-webhon-ent

 日本には犯罪者に対する極刑として「死刑」が存在します。現在も求刑や執行が行われており、「死刑」という文字を新聞やニュースなどで目にすることがしばしばあります。ですが、実は世界各国(特に先進国)では死刑を廃止する動きが活発化しています。

 特にEU諸国は死刑廃止の傾向を強めており、ほとんどの加盟国で死刑制度が撤廃、もしくは事実上の停止状態となっています。これに対するのが、アメリカ、中国、そして日本といった国々です。これらの国は犯罪に対して「厳罰化」を推し進めており、ここ近年では死刑執行の回数が増加してさえいます。こうした動きに、人権団体などが抗議を強めているのが「死刑」を巡る世界の現状です。

 たしかに、死刑には問題が少なくありません。「人権」という点での批判や、「冤罪」という危険性も指摘されています。ですが、それでも「死刑」を廃止するのは容易ではありません。

 本書『慈悲と天秤』では2006年6月に起こった「東大阪集団暴行殺人事件」の主犯とされる小林竜司被告(当時21歳)について書かれています。男性2名を集団で暴行し、生き埋めにして殺害したこの事件では、実行犯である小林被告に死刑が求刑されており、3月25日に最高裁で判決が下される予定です。

 本書を執筆したのは、わずか25歳の法科大学院生・岡崎正尚さん。岡崎さんは「自分の罪をよく理解しており、二度と同じような犯罪を起こす可能性がないように思えた」小林被告の死刑求刑について疑問を抱いたことから、小林被告と文通を行ない、その交流を本書にまとめました。

 はじめは小林被告に、減刑を訴えるように強く進めていた岡崎さんでしたが、交流を続ける内に、そのような思いが激しく揺さぶられていくこととなります。

 まず、誰よりも小林被告自身が自分の罪を理解し「自分は死刑に値する」と感じていること。そして、「それ以外に遺族に謝罪する方法はない」と考えていることです。こうした人を前に、死刑廃止を呼びかけるのが正しいのでしょうか。それとも、死刑存続を訴えるのが正しいのでしょうか。

 当事者ではない立場から死刑廃止や存続について意見するのは簡単です。ですが、ひとたび彼らの思いに触れれば、問題はとても複雑なことがわかります。本書は報道の裏に隠された普段目にすることのない死刑の一面を、私たちに克明に伝えてくれます。

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コメント

死刑判決を受けた人にしか感じ得ない気持ちがあるはず

いまコメントしてる連中は俺もあわせて
死を告げられてないから

無邪気に自分の考えを
述べて優越感を
得ようとしてる


もし我々が死刑判決を
受けるようなことが
あれば
ブログさえ容易に
更新できるものでは
ないでしょ

人間の極の力で
考えれば死刑囚より
我々のほうが格下だ

ただ分厚い紙にまとめられた
法律に守られてるだけ

投稿: まる | 2011年4月 7日 (木) 10時25分

死刑容認派が死刑になれば死刑が理解できるのではないか(笑)単純思考の猿共

投稿: ありんこ | 2011年4月 2日 (土) 12時47分

皆さん厳しいこというけど本音では応援してます。
期待に応える為にも死刑囚の方、頑張って下さい。
代表して応援してます。

投稿: ありんこ | 2011年4月 1日 (金) 23時53分

今までは、制度によって処刑されたが、裁判員制度が始まって、世論も死刑判決の半分を担う様になりましたね。極めて、単純な事ですね。
それから、偉そうに投稿すると周りから嫌われますよ!理由は、人を上から下に見下しているからです。極めて単純な事ですね。

投稿: | 2011年3月28日 (月) 19時21分

君が何を思いこの記事を執筆したかは知らないが、結局のところ死刑とは“誰によって殺されるか”その一点に尽きるのだよ。

社会へ及ぼした影響。世論をはじめとした国民感情。復讐心的被害者感情。

思い出してみたまへ山口県光市母子殺害事件を。当初はというか当時の量刑基準では誰が考えても無期懲役が妥当だった。しかし被害者感情がそれを許さず世論に語り尽くした結果どうだね?永山基準を逸脱と表現しても良いだろう“現行法”の常識が崩れ死刑という極めて異例な方向へと判決が及んだ。つまり、まだ確定したわけではないが彼は今正に世論によって殺されようとしている。更にその“殺意”は後に石巻の少年事件等にまで厳罰化の流れを作った。学者やマスコミなんかは結局その一点にしか興味がないのだよ。私のような一部の変わった国民もだが。

この記事に書かれていることは前述に挙げた事を総じて申し上げると極めてくだらない。被告が罪を理解し死刑で持って償う?その姿勢を見た若き学者が減刑を訴える?だから“何?”。死刑の存廃を論ずる以前にその決定が下されるまでのメカニズムをまるで理解していない。甚だ滑稽だよ。
さてそう言った意味で君は誰によって殺されるのかな?

制度、世論、果ては冤罪か。

その一点が分かりエンターテイメントと化した時、最早、誰も彼も君ら死刑囚の“生き死に”に興味が無くなるのだ。

投稿: 名の有る者 | 2011年3月25日 (金) 07時31分

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