« 市橋達也『逮捕されるまで』最速レビュー | トップページ | 「面会できる人いない」12%=過半数が健康に問題―死刑囚アンケート・日弁連 »

2011年1月26日 (水)

秋葉原殺傷 被害者「真実を語ってほしい」

産経新聞 1月26日(水)7時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110126-00000099-san-soci

 「被告人に対しては、その命をもって罪を償わせるのが相当である」。無差別殺傷事件発生から約2年7カ月。検察側は極刑を求めた。28回に上った公判では涙を見せることもあった加藤被告。だが、口にした謝罪や犯行動機は遺族や被害者を納得させるものではなく、突きつけられた「死刑」という言葉にも表情を一切変えなかった。

 「道路脇に倒れ込み、『痛い、痛い』と声を上げて苦しんだ」「『背中を刺された。息苦しい』と助けを求めた」「傷は体を貫通し、服にはみるみるうちに血がにじんだ」…。

 検察側は約2時間15分に及んだ論告で、死傷した17人の様子を克明に描写し、法廷に事件当日の惨劇を再現した。

 黒いスーツに白いシャツ姿の加藤被告は、入廷時に傍聴席に一礼。着席した後は、時折メモを取るようなしぐさをした他は、ほとんど表情を変えることなく論告に耳を傾けた。

 法廷では、極刑を求める遺族らの声も読み上げられた。「これから何を生きがいに生きていけというのでしょうか」「時間を逆回ししてでも息子を返して」。傍聴席では天を仰いだり、固く目を閉じたりする遺族の姿もあったが、加藤被告はうつむき続けた。

 ただ、これまでの公判では感情をのぞかせた場面もあった。高校時代を振り返る友人の証言にはほほえみを浮かべ、重傷者の妻に「亡くなった人のために、一つでも良いことをしてほしい」と語りかけられると目に涙が光った。

 ナイフで刺され重傷を負った元タクシー運転手、湯浅洋さん(57)は意見陳述で「真実を語って」と語りかけた際に、かすかにうなずいた加藤被告の姿が忘れられないという。湯浅さんは論告後、「法廷で語られた動機は納得できない。公判での言動はひとごとのようで、求刑は死刑しかないと思っていた」としながらも、「自分の行為を自覚し、真実を話してくれるのではないかという思いはまだある」と、来月9日の加藤被告の意見陳述に期待を寄せた。

|

« 市橋達也『逮捕されるまで』最速レビュー | トップページ | 「面会できる人いない」12%=過半数が健康に問題―死刑囚アンケート・日弁連 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/473217/38698493

この記事へのトラックバック一覧です: 秋葉原殺傷 被害者「真実を語ってほしい」:

« 市橋達也『逮捕されるまで』最速レビュー | トップページ | 「面会できる人いない」12%=過半数が健康に問題―死刑囚アンケート・日弁連 »