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2011年1月12日 (水)

裁く・裁かれる:ながの裁判員制度 意見交換会で経験者、重大事件「除外を」 /長野

毎日新聞 1月12日(水)13時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110112-00000136-mailo-l20

 ◇制度には一定の理解
 裁判員制度が始まって約1年7カ月。裁判員経験者から感想を聞き、運用の参考にするための意見交換会が11日、長野地裁で開かれた。元裁判員は「良い機会を与えられ、社会に関心を持つようになった」と肯定的にとらえる一方、「非常に緊張して精神的負担はあった」と吐露。死刑の判断が迫られるような重大事件を、「制度の対象から外すべきだ」という意見が大半を占めた。
 県内では、既に20件の裁判員裁判を実施。この日は、昨秋以降に裁判員を務めた東北信の30人のうち、20~60代の男女5人が出席した。地裁の井上弘通所長が司会を務め、高木順子裁判官のほか検察官、弁護士もそれぞれ1人が参加した。
 強盗傷害事件を審理した飯山市の女性会社員(46)は「夜も眠れず、判決後も1カ月くらいは職場で『元気がない』と言われた」と明かし、心の整理に悩んだことをうかがわせた。午前に選任手続き、午後から公判という日程に、千曲市のアルバイトの女性(50)は「選ばれて驚いたまま裁判が始まるが、逆に迷いが生じるひまがなく臨めた」と話した。
 市民に分かりやすい立証の方法について、東御市のケアワーカーの男性(24)は「検察は要点がまとまっていた。弁護側は文章がやや長かった」と指摘。別の女性は「多くの証拠があればいいかもしれないが、見れば見るほど分からなくなるかも。証拠の量は適切だった」と語った。
 司法や社会に関心を持つきっかけになるなどとして、制度に強い反対の声はなかった。しかし長野市の女性会社員(61)は「重大な事件は日程や心理的負担が大きく、その後の生活が変わってしまう人もいるのでは」と懸念。飯山市の女性は「死刑か無期懲役かという難しい事件は専門家に任せたい」と制度の再考を求めた。【大島英吾】

1月12日朝刊

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