爆弾男を公共安全危害罪で逮捕、「社会の注目を浴びたかった」
サーチナ 1月28日(金)8時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000002-scn-cn
北京市朝陽区の検察は25日、2010年12月末、爆発物を携帯し京瀋(北京―瀋陽)高速道路料金所を突破した事件で、公共安全危害罪の疑いで職業不詳男性の侯容疑者を逮捕すると発表した。新京報が報じた。
侯容疑者は「何者かに追われているので、北京に直訴に行った。直訴の成果がなければ、公共の場で爆発物を破裂させて、社会の注目を浴びようと思った」などと供述している。
侯容疑者は昨年12月24日午後7時ごろ、京瀋(北京―瀋陽)高速道路を、ピックアップトラックにボーガン、刀、手製爆弾などを載せて北京に向かい運転。途中、サービスエリアのガソリンスタンド2カ所でボーガンの矢を発射したり、爆弾を見せて脅して料金を払わずに逃走した。また、高速料金所数カ所を突破した。
25日午前9時ごろ北京に入り、同日11時ごろ、朝陽区警察と特別警察隊員が協力して同区西大望路付近でピックアップトラックを包囲した後、侯容疑者の身柄を拘束した。
警察は侯容疑者のピックアップトラックから手製爆弾2個、ボーガン1本、矢11本、鋼鉄製の製ボール19個、火薬1019グラムなどを押収した。
侯容疑者は2007年3月にも、他人に言いがかりをつけたとして、1年間の監視対象処分となった。
検察側は「侯容疑者は高速料金所やガソリンスタンドで何度も爆発物を見せびらかして脅し、料金を払わず逃走した。警察に対しても爆発物に火をつけると言って脅した。この行為は公共の安全に深刻な危害をもたらした」と主張している。
中国刑法では、危険な方法で人に重傷を負わせたり、死亡させたり、会社の財産に重大な損害を与えた場合、公共安全危害罪に問われ、死刑または無期もしくは10年以上の懲役に処せられる。
(編集担当:松本夏穂)
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