« 少年への死刑判決に真宗大谷派が声明文 京都 | トップページ | 邦人に猶予付き死刑判決=覚せい剤密輸―中国・瀋陽 »

2010年11月28日 (日)

展示会:獄窓の歌人に光 島秋人と窪田空穂の交流を軸に--静岡 /静岡

毎日新聞 11月28日(日)10時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101128-00000027-mailo-l22

 死刑判決を受けてから短歌に目覚め「獄窓の歌人」と呼ばれた島秋人(あきと)(1934~67)の作品や、詩人・窪田空穂(うつぼ)(1877~1967)と交わした手紙などの展示会が静岡市葵区宮ケ崎町の「がれりあ布半(ぬのはん)」で開かれている。主催するボランティア団体代表の長倉礼子さん(74)は「裁判員裁判で死刑が注目される中、死刑とは何か、死とは何かを考えさせられる。ぜひ見に来てほしい」と話している。【平塚雄太】
 ◇「死刑について考えて」
 展示会は「死刑囚歌人・島秋人-詩人・窪田空穂との心の交流」(毎日新聞静岡支局など後援)。島は旧満州からの引き揚げ者で貧困のうちに育った。1959年に新潟県小千谷市で女性1人を殺害、男性1人に重傷を負わせる強盗殺人事件を起こし、60年に新潟地裁長岡支部で死刑判決を受け、62年に確定した。その前年、中学校時代の恩師の妻から贈られた短歌に感動し、歌を詠むようになった。
 短歌を毎日新聞の短歌投稿欄「毎日歌壇」に投稿していたところ、選者の窪田に認められ、以後窪田との文通を始める。63年に「温(ぬく)もりの残れるセーターたたむ夜ひと日のいのち双掌(もろて)に愛(いと)しむ」で、同年上半期の毎日歌壇賞を受賞。67年11月に33歳で死刑執行されるまで、命の尊さなどを訴える短歌を詠み続けた。
 展示会は、長倉さんの妹で、08年に67歳で亡くなった元大学教授の久子さんが生前、島について講義をしており、「島の展示会を開きたい」と話していたことから、長倉さんが長野県松本市にある窪田空穂記念館に頼み、資料約150点を借り受けて開催している。
 12月5日まで(火曜日休み)。午後1~5時(入場は同4時半まで)。問い合わせは「がれりあ布半」(054・252・9537)。
………………………………………………………………………………………………………
 展示されている島の主な作品は次の通り。
この澄めるこころ在るとは識(し)らず来て刑死の明日に迫る夜(よ)温(ぬく)し=死刑執行前夜の67年11月1日に
同囚の祈りむなしく幼児持つ友の死刑は確定となる=東京拘置所で同室の友人の死刑確定時に
日本の宝と惜しむ師父空穂在(あ)はさぬ事の信じがたしも=67年4月、窪田空穂の死に寄せ
うす赤き冬の夕日が壁をはふ死刑に耐へて一日生きたり=62年1月、毎日歌壇での初めての入選作

11月28日朝刊

|

« 少年への死刑判決に真宗大谷派が声明文 京都 | トップページ | 邦人に猶予付き死刑判決=覚せい剤密輸―中国・瀋陽 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/473217/37959024

この記事へのトラックバック一覧です: 展示会:獄窓の歌人に光 島秋人と窪田空穂の交流を軸に--静岡 /静岡:

« 少年への死刑判決に真宗大谷派が声明文 京都 | トップページ | 邦人に猶予付き死刑判決=覚せい剤密輸―中国・瀋陽 »