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2010年11月26日 (金)

裁判員裁判:1年 市民感覚の反映浸透 量刑の幅に広がり /北海道

毎日新聞 11月26日(金)10時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101126-00000005-mailo-hok

 ◇裁判員経験者、意見交換会も
 道内で第1号の裁判員裁判が行われてから、今月で1年になる。死刑や無罪の判決は出ていないが、従来の職業裁判官だけによる判決よりも量刑の幅が広がった面もあり、司法への市民感覚の反映は徐々に浸透しつつある。24日には裁判員経験者が感想を語り合う意見交換会が札幌地裁で開かれ、裁判員からは「人の一生がかかる重大な任務だがよい経験になった」といった声が聞かれた。
 意見交換会は札幌地裁の主催で、8人の裁判員経験者のほかに裁判官、検察官、弁護士が集まった。裁判員の感想は肯定的なものが多く、覚せい剤取締法違反事件を担当した女性は「裁判のニュースを見ると、それぞれの立場から事件を考えられるようになった」、通貨偽造事件を審理した男性は「判決文に評議での僕らの意見が盛り込まれ、達成感を感じた」と語った。
 一方で、別の覚せい剤事件を扱った女性は「結局は裁判の実績に導かれて判決が出たと感じた」と述べ、市民感覚を盛り込む難しさをにじませた。
 道内4地裁では▽札幌35件▽旭川6件▽函館4件▽釧路3件--の判決が出ており、関与した裁判員数は280人以上。公判前整理手続きなどで初公判が始まっていないのは32件で、5月の41件と比べ、裁判が始まらない「滞留」は解消されつつある。
 従前と比べ量刑の変化が目立つのが覚せい剤密輸事件だ。密輸量1キロ以上だと懲役10年以上が「相場」とされてきたが、6・7キロを持ち込んだ女に「共犯者に利用された面もある」として懲役7年、罰金100万円を言い渡した一方、2キロを持ち込んだ台湾籍の被告に対する判決は、より重い懲役9年、罰金350万円だった。反省の度合いを重視する傾向の表れと言える。
 札幌地検の米村俊郎次席検事は「被告の言い分を聞き事情を勘案して量刑を決めている気はする。市民感覚を取り入れることが前提の制度なので、量刑に幅が出てくるのはあり得る」と話している。【久野華代】

11月26日朝刊

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