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2010年10月25日 (月)

耳かき店員殺害 初の死刑求刑 検察「社会常識で判断を」

毎日新聞 10月25日(月)21時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000027-maip-soci

 市民から選ばれた6人の裁判員たちが極めて重い判断を迫られることになった。耳かきエステ店員ら2人が殺害された事件で殺人罪に問われた林貢二(こうじ)被告(42)に対し、東京地検は25日の公判で、裁判員裁判で初めてとなる死刑を求刑した。「最終的には社会常識から刑の重さを判断してほしい」。検察側は、緊張と疲れが入り交じったような表情を浮かべている裁判員たちに訴えた。【和田武士】

 「死刑か無期懲役かのいずれを選択するかが問題になる事案です」。午後1時半、法廷では男性2人、女性4人の裁判員に語りかけるように、検察官が論告を読み上げ始めた。

 大型プロジェクターには、被害者の店員、江尻美保さん(当時21歳)の顔写真も映し出される。口元に笑みをたたえている。女性裁判員が顔を上げて見入ると、検察官は江尻さんの無念を代弁した。「夢や希望に満ち、これから人生を謳歌(おうか)しようとしていたところでした」

 「被告に有利な事情を最大限考慮しても、責任は極めて重大です」。終盤に近づくと、検察側の判断が死刑であることが明白になった。手元の資料に見入っていた男性裁判員は、顔を上げて検察官に視線を送った。

 午後3時すぎ。やや小さかった検察官の声が、区切りをつけたように明瞭(めいりょう)になる。「死刑に処するのが相当と考えます」。裁判員たちは表情を変えることなく、検察側の求刑を受け止めた。

 30分の休廷を挟んで弁護側の最終弁論に移った。死刑回避を求めた弁護人は、被告の悔悟の姿勢を強調した。「1年でやせ細り、犯行時とは別人のように小さくなった」。背を丸めてうつむいたままの林被告を女性裁判員がじっと見つめた。

 閉廷間際の午後4時半すぎ。裁判員6人全員がそろって顔を上げた。視線の先には、裁判長に促されて証言台の前に立った林被告。「申し訳ありませんでした」。声を詰まらせて謝罪の言葉を口にしながら頭を下げる姿を裁判員たちは静かに見守った。

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