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2010年9月 6日 (月)

日本で妻子殺され…終身刑創設求め署名活動、10万人突破

産経新聞 9月6日(月)13時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100906-00000550-san-soci

 自分の妻子を殺害された放火殺人事件を機に、仮釈放を認めない終身刑の創設を求めている大阪府箕面市のストッキ・アルベルトさん(54)が全国で集めた署名が10万筆を突破した。「今の法律では凶悪犯罪者でも仮釈放される可能性がある。日本の治安を取り戻すためにも終身刑が必要だ」と訴えるアルベルトさん。8月下旬には妻子の命を奪った受刑者の男とも面会。「言い訳でなく、反省をしてほしい」と呼びかけたという。

 ■「凶悪犯でも仮釈放される国」

 イタリア生まれでスイスで育ったアルベルトさんは20歳のとき、剣道を学ぶために来日した。日本人女性と結婚し、宮崎市で外国語の教師などをしていた。家族と穏やかに暮らす日々は事件で暗転した。

 平成16年5月、木造2階建ての自宅が盗み目的で侵入した近所の男に放火された。未明で家族は寝入っており、妻=当時(46)=と次女=当時(12)=が殺害された。

 事件から半年後に逮捕された犯人は、かつて放火や殺人未遂などの「前科」があったことが判明する。妻子が殺害される前にも近所で放火事件が続いており、「警察がもう少し調べてくれていたら死者は出なかった」という思いが募った。

 ■無期懲役の衝撃

 「死刑で当然」

 苦悩の日々の中でそう考えていたアルベルトさんは、その後の刑事裁判で愕然(がくぜん)とする。何の罪もない2人の命が無残に奪われたにもかかわらず、判決は死刑ではなく無期懲役だったのだ。

 無期懲役では仮釈放の可能性が残される。いつか犯人が野放しにされ、同じ悲しみを味わう犯罪被害者が出るかもしれない。強烈なショックを受け、署名活動を始めた。

 呼びかけたのは、重犯罪の時効廃止と社会復帰を許さない終身刑の創設。放火を繰り返していた近所の男がもし終身刑になっていれば、自分の家族が被害にあわずにすんだ-という思いがあったからだ。

 バイクで全国を巡回。各地で署名を呼びかけるだけでなく、教会や学校などで講演を行う。自身の経験だけでなく、凶悪事件を例にして治安の大切さや安全の問題について語る。賛同者は増え、署名は10万人を超えた。

 ■犯人と面会

 8月下旬には、熊本刑務所に服役中の犯人の男を訪ね、面会にこぎつけた。法廷でみたときは「殺してやりたい」と憎悪の目を向けた男が目の前にいた。

 男は「家族も会いに来てくれないのに、被害者の方が来てくれた」と驚いた様子だった。

 アルベルトさんは「あなたを永遠に許すつもりはない。だが、あなたを憎む苦しい気持ちを消したい思いもある。だから、あなたもステップしてほしい」と語りかけた。男は真剣な表情で聞き入っていたという。

 アルベルトさんはいう。

 「私が来日した30年ほど前は日本はまだ安全な国だった。だが、今は虐待事件が目立ち、無差別殺人事件もある。悲しい現実だが、いつどこでだれが、事件に巻き込まれるのか分からない。そうした状況を変えていかなければならない」

 署名や講演などについての問い合わせは、アルベルトさん(minervai@rhythm.ocn.ne.jp)まで。

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