死刑制度存廃でヒアリング=有識者4人から―法務省
時事通信 9月9日(木)18時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000115-jij-pol
法務省は9日午後、死刑制度に関する勉強会を開き、菊田幸一明治大名誉教授、道上明日本弁護士連合会副会長、「全国犯罪被害者の会」代表幹事の岡村勲弁護士、元検事で公証人の本江威憙氏の4人から意見を聴取した。
菊田氏は「世界の潮流は死刑廃止、執行停止だ」として、死刑に代えて仮釈放のない終身刑の創設を提唱。道上氏は「死刑に代わる最高刑の在り方も考えるべきだ」と述べた。
これに対し、自身も犯罪被害者の遺族である岡村氏は「人の命を奪った者は自分の命をもって償うべきだ」と述べ、死刑制度の存続を主張。本江氏は、死刑制度は犯罪に対して一定の抑止力を持ち得ると指摘した。
有識者からの意見聴取に先立ち、千葉景子法相は「いただいた意見を(死刑存廃)検討の資料とし、国民的な議論の契機となれば幸いだ」とあいさつした。
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コメント
このブログが始まった当所より、死刑制度に対しての認知度、議論の深まりがかなり感じられます。
法律と感情…遠くて近い存在だと思います。
裁きは感情に流されてはならない。しかし誰の、何のための法なのか…
死刑と無期懲役の間の刑として「生涯禁固刑」の必要性は以前より叫ばれていますね。仮に死刑がなくなり「生涯禁固刑」が最高刑となると、犯罪者、被害者遺族、社会それぞれの立場の議論もより深く進んだものになるのでしょうか。
投稿: ブログ管理人 | 2010年9月15日 (水) 23時08分
死刑制度とは被害者の報復のため?
法治国家で矯正不可の者に対する処置?
私は後者と思います
となると…
生涯禁固刑も考えられます。
先日、「死刑執行人サンソン」 を買い読み始めてます。
投稿: 人 | 2010年9月13日 (月) 16時05分
議論することは大いに結構なこと。一時的なパフォーマンスにならずに、法相が変わっても継続的に徹底的に議論してもらいたい。
全国各地で一般市民を交えたヒアリングをしてもいいだろう。
投稿: | 2010年9月10日 (金) 09時21分