「残虐さ隠した」「遅過ぎる」=死刑反対の民間団体―刑場公開
8月27日11時44分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100827-00000062-jij-soci
法務省が刑場を公開した27日、死刑制度に反対しているアムネスティ・インターナショナル日本(東京都千代田区)は「ロープは外された状態で、踏み板が開く様子は公開されず、死亡を確認する部屋も非公開とされた。残虐さを隠そうとする不十分な公開だ」と批判する声明を出した。
担当者は「死刑制度をめぐる日本の秘密主義は国連などから繰り返し非難されている」と指摘。「執行順を決める手続き、死刑囚の処遇などを知ることができない現状では、『国民的議論』は難しい」として、さらなる情報公開を求めた。
同じく死刑に反対するNPO法人監獄人権センター(同)の田鎖麻衣子事務局長も「公開は当然だが、遅過ぎた。公開されてこなかったこと自体が間違いで、これをきっかけに幅広い情報の開示がなされなければならない」と語った。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
死刑を賛成する方も、反対する方も死刑が実際にどのように行われるのか知る必要はあると思います。一番まずい事はどのようなものか知らないで、ものを言う事と思います。
投稿: ブラウンタビー | 2010年9月20日 (月) 23時28分
今朝の各紙朝刊にかなりのスペースを割いて刑場公開の記事を載せていましたね。死刑賛廃議論が大きくなる事を千葉法務大臣は望んでの公開みたいです。近年死刑囚は増え続けています。刑場を公開する事により、凶悪犯罪が減少するとは思えませんが、今まで閉鎖され続けてきた刑場の公開により、全く死刑制度に関心がなかった人達にある程度のインパクトがあったんではないかな、と思います。今後死刑関連のあらゆるパーツを国民に示し続けてゆく事が死刑存廃議論に結びついていくんではないかなと考えています。
投稿: 冠 | 2010年8月28日 (土) 16時44分
千葉法相もようやく行動を始めたようですね。
まずは刑場公開ですか・・。
これから廃止に向けて賛否両論あると思いますが行く先にとても興味深々です。
投稿: 土建屋41才 | 2010年8月28日 (土) 16時19分
刑場の公開を受けて何とも言えない気持ちになります。人生が終わる時、自分を看取る人間が全て自分を殺す事に一致しているという事。数分後に自分は死ぬのに目の前の人達の人生は続く事。職務とはいえ恨みもない人間を殺さなけばならない関係者達。死刑になったからと言って殺され人は帰らない遺族。幸せな事が一つたりともない死刑執行。何とも言えない気持ちになります。
投稿: 冠 | 2010年8月28日 (土) 02時15分
執行室など 公開された映像を見ましたが 昔の大阪拘置所の絞首台の写真などと比べると やはり 気味悪さと言うか 怖さは かなり軽減しているように思いました。ロープが外されているせいもあるのでしょうか。 近代的で無機質な空間といった印象ですね。国民に議論してもらうため 死刑について考えてもらうための公開ならば もっと踏み込んだところまで公開するべきかなと思いました。
投稿: A・M | 2010年8月27日 (金) 21時44分