第141回 執行の当事者として
10/16.木.晴.
昨日の読売新聞の「執行の現実⑦」は⑥に引き続き、教誨師に関する内容。保護司には国からの予算が出ているが、政教分離の原則から教誨師へは一切出ず、その活動はすべて手弁当でおこなわれ、負担が重い。
昨日の読売新聞の「執行の現実⑦」は⑥に引き続き、教誨師に関する内容。保護司には国からの予算が出ているが、政教分離の原則から教誨師へは一切出ず、その活動はすべて手弁当でおこなわれ、負担が重い。
"死刑囚が急増しているわりに、教誨を受ける死刑囚が少ないのは、施設側で教誨を受けることをあまりすすめていないように感じる"と教誨師の話が載っていた。
私は死刑確定の言渡しを受けた際、"宗派をひとつ選び教誨を受けることができる"との告知をされたがその後、この一年間、教誨に関して施設側から一言も無い。余計な仕事はできるだけ増やしたくないのはどこの役人も同じで、この事は教誨師が感じるそのとおりだと思う。
今日の「執行の現実⑧」に、刑務官は死刑執行にかかわった事を家族には話せない。絞首刑の踏切板を落す「ボタン」を押す重圧。等を掲載。
近い将来に「執行」される当事者としては、不知の事柄を知りたいと思う反面、思いきり、何も(処刑について)知りたくはないという気持もある。
それにしても、世界中が金融危機で株価、為替の下落が続き連日大騒ぎする中で、いま連載する必要のある記事とはとても思われない。不況の深刻度が増すいま、報道すべきことが山積みしているだろうと思う。
すると、やはりこれは裁判員制度の「広告」の一環なのでは?と思いながらも、つい最後まで読んでしまうのだが。
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私は死刑確定の言渡しを受けた際、"宗派をひとつ選び教誨を受けることができる"との告知をされたがその後、この一年間、教誨に関して施設側から一言も無い。余計な仕事はできるだけ増やしたくないのはどこの役人も同じで、この事は教誨師が感じるそのとおりだと思う。
今日の「執行の現実⑧」に、刑務官は死刑執行にかかわった事を家族には話せない。絞首刑の踏切板を落す「ボタン」を押す重圧。等を掲載。
近い将来に「執行」される当事者としては、不知の事柄を知りたいと思う反面、思いきり、何も(処刑について)知りたくはないという気持もある。
それにしても、世界中が金融危機で株価、為替の下落が続き連日大騒ぎする中で、いま連載する必要のある記事とはとても思われない。不況の深刻度が増すいま、報道すべきことが山積みしているだろうと思う。
すると、やはりこれは裁判員制度の「広告」の一環なのでは?と思いながらも、つい最後まで読んでしまうのだが。
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コメント
皆様コメントありがとうございます。
現在比嘉健二からのコメントはまだ得ておりませんが、ブログ管理人としての個人的な見解を言えば、
この「死刑囚獄中ブログ」自体は、基本的にはジャーナリズムの精神を念頭においているのではないでしょうか。あくまで中立のスタンスで、できる限りありのままをブログにて発信し続けられたらと考えております。
投稿: ブログ管理人 | 2008年12月 1日 (月) 23時37分
>今後裁判員として裁く立場にいる我々にはこのブログを単なる批判でなく冷静に読んでいる読者も多いはず
私もそう思います
>果たして小田島が被害者に対して改心してもらえるかどうかもわからない
それはないんじゃないでしょうか。いつ来るかわからない死刑執行を恐れる気持ちだけだと思います。なぜあんなことをしてしまったか、の後悔の気持ちはあるでしょうけど、、、
「もし自分が」と考えると、どうしてもこういうふうにしか考えられないんですけど。。。
投稿: らん | 2008年11月29日 (土) 19時05分
私もそう思います。
投稿: | 2008年11月29日 (土) 12時39分
上記コメント欄の投函者たちは何が言いたいのか?
①だからブログをやめるべき
②だからコメント欄を削除すべき
③ただ批判したいだけ
自分が思うにこのブログは、死刑囚の心情や実態を知る為の貴重な存在であると思う。
普段一般人が手に入れることができない情報をダイレクトに伝えてくれる。
今後裁判員として裁く立場にいる我々にはこのブログを単なる批判でなく冷静に読んでいる読者も多いはず。
自分はこのような場を提供してくれた斎藤充功氏と比嘉健二氏ならびにブログ管理人に感謝している。
投稿: | 2008年11月29日 (土) 02時59分
それは小田島に対してでういう風な感情でコメントしてるのですか?
投稿: | 2008年11月25日 (火) 23時49分
皆様コメントありがとうございます。
小田島との関係ですが、
小田島鐵男:死刑囚
斎藤充功:身元引受人(面会可能)
比嘉健二:面会可能
ブログ管理人:日記入力者(面会不可能)
という感じです。
データ入力、ウェブ管理という意味では管理人ですが、ウェブの方針など、より上位の判断をするのは比嘉健二です。
第141回のコメントでいただいたような質問には、比嘉健二が答えることになります。管理に関する質問に対する答えも、基本的には比嘉健二の考えや方針に基づいたものになります。現在、比嘉健二の回答を待っている状態です。いましばらくお待ち下さい。
ブログ管理人としましては、小田島鐵男死刑囚とは基本的に皆様と同じ距離におります。まぎわらしい書き方で誤解をさせるようなことになってしまい、大変申訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。
投稿: ブログ管理人 | 2008年11月25日 (火) 23時49分
管理人さんは小田島氏を公の場に出せば
脚光を浴びる
小田島氏は管理人さんよってに公の場に出されれば
罵声を浴びる
仮に批判のコメントを見たら
現在の状況では
彼は反対することは
ない気がしますが
互いの利害関係が一致してとのこととは思いますが
あなたにとって小田島氏は
糧でしょうか?
投稿: | 2008年11月25日 (火) 18時55分
ここの管理人は雇われ管理人みたいな感じで小田島とは関係ないんじゃね?
実際日記更新するだけで今までコメントで関係ない事で荒れれててもノータッチだし。
管理人が管理してるかどうかは別としても、小田島と関係あったらコメント欄にもっと出てくるだろ。
この様子だと多分関係ないんじゃない。
投稿: | 2008年11月24日 (月) 00時59分
所詮当事者ではない我々がああだこうだと言っても、小田島の死刑執行は免れないし、彼の日記は反面教師として人生に役立てるしかないような気がする。その小田島へ批判しても、果たして小田島が被害者に対して改心してもらえるかどうかもわからない。このブログの意義はいったいなんだろうなあと管理人に問いたい。
投稿: | 2008年11月24日 (月) 00時27分
管理人さんに質問です。このようなブログを作ることによって小田島氏への批判は覚悟の上であるでしょうし、意見が割れ荒れてしまうのも仕方ない的なことを言われていましたが。小田島氏本人へは届いていないとはいえ、一人の人間を罵倒するような結果になってしまっているような気がします。小田島氏にとって管理人さんは数少ない接触のある方ですよね。彼は確かに殺人犯ですが、管理人さんをそれなりに信じて心を許し日記を公開していると思うのですが、管理人さんは自分に心を許してくれている人間が間接的とはいえ責められている姿を見て何も感じないのですか?
投稿: | 2008年11月23日 (日) 08時12分