« 4/18斎藤功充小田島レポ1/2 | トップページ | 第58回 春分の日 »

2008年5月12日 (月)

4/18斎藤功充小田島レポ2/2

4/18 ノンフィクションライター斎藤功充が東京拘置所に小田島に面会に訪れた!
小田島の手紙をたずさえ、フィリピンの愛人を訪ねたときのことを報告に…









     






2/2
今日は4月18日なんですが、その結果を彼に伝えると、ということで東京拘置所に行ってきたわけですが、今日は金曜日で週2回、入浴日になっているので彼と会ったとき、非常に前回面会したときよりも、こぎれいな格好、例えば着ているものも、ジーンズのブルゾンを着ていて、入浴したあとなので血色もよかったと、それで彼がやっぱり結果を、まあ事前には手紙で知らせておったんですが、私の肉声からどういう会話が相手ともたれたのか、ということを非常に期待していたようで、正直に、会ってきた私の印象なりを彼女の答えを伝えてきました。

で、ひとつは、彼女の言葉として、「もう、自分の事は忘れて欲しい」と、いう事。それから「もう過去の人間なんだ」と。いうことを再三強調していたことが、非常に私には印象的でした。あわして小田島のつきあっていた女性は年は29才なんですが、一見すると二十歳前後にしか感じない、スリムな女性で非常に頭のいいそういう印象を受けました。会話も非常に日本語が上手で、聞いてみるとまあ日本に来て出入りして3回ほど日本のピンパブに勤めたと。そこで日本の事をいろいろ学び、かつ言葉も覚えたと、小田島の一件に関してはたまたま立川の方に勤めていた時代に、ピンパブの中のお客さん、その中のお客さんが、店の女の子がフィリピン人ですが、その女の子が結婚してその日本人の男性からも何度も、小田島の件に関してはフィリピンの方に連絡があったと、それでお客さん曰く「とんでもない男とつきあっちゃったね」という、激励というか、言葉をもらい、自分は小田島とのつきあいはもう縁を切ったと。

いうつもりでいるんですが、私が訪ねた時に、最初は緊張と同時にちょっと不安感があったんですが、子供の話に触れると彼女は涙ながらに子供の状況を話して、財布の中に子供の写真を入れていて、私にもみせてくれたんですが、彼女の言葉は「豚ちゃんみたいに太っていてこんな子なんですよ」と笑顔を見せたり、涙ぐんだりま、そこは女性らしいしぐさを感じたんですが、その内心どう小田島に対して持っているかと言う事は、言葉通り私としては受け取る事はできなかったと。それは、忘れたい相手であってもやはり子供をなした彼女にしてみると、小田島よりもむしろつながりということは、子供のことだけではないかと、いうことで、それは私も取材をしている中で強く感じましたけど、その反面、非常に若い子であどけない表情をしている女性なんですけども、その心のうちは相当したたか、という印象を受けたのもまた事実です。

で、また彼女は日本にくる事は不可能だろうということで、今某会社につとめて仕事をしていますけど、やはり、収入も少なく、家族全員が協力して、今の生活をささえているんだと、何度も言って小田島から預かったお金十万円は、現在のレートでいうと、フィリピンで4万ペソ。そのお金がだいたいまあ家族5人でも2ヶ月は持ちこたえるだけの金額であると。いうことで小田島が渡したそのお金に対して、非常に必死になって刑務所の中で拘置所の中で仕事をして、それからあとは若干の、まあ寄付等もあったりして、そういうお金のためたものを彼は用意したんだ、ということを伝えた時に、むしろ彼女はその事に対してはあまり感謝という気持ち、それは述べることもなくて、これから先またお金が子供のことを思うんだったら、銀行送金で良いと、いうくらい非常に割り切った考えを彼女は述べてました。

最後に彼女が私に2回ほど質問したのは、小田島鐵男がいつ死刑を執行されるのか、ということを、気にしていたようで、私としてはその時期はまったく分からないと、しかし、執行した後には必ず私の方には連絡はあるだろうと、その場合にはその内容というか、いつ執行されたということについてはこちらの方から、手紙等で連絡をするということで、彼女とのインタビュー約2時間としたんですけど、最後わかれる時に握手をしたんですが、私が感じたのは非常に冷たい手だったと、ということと、それから帰る時には、私の顔も見ずに、そのまますぐ店を出て、雑踏の中に消えていったと、いう感じで小田島と彼女の付き合い、それを彼女の言葉から聞いて、いままで彼が明かさなかったそういう事実、例えば偽名でずっと付き合ってきたと、いう事から始まって2年数ヶ月、彼女との付き合い、小田島の心の中には今でも残っていて面会の時にそういう経緯を説明したらやはり笑うと同時になにか彼女に断ち切れない思い出、そういうものを彼が持っているんだなということを、今日の面会で強く感じました。



トップに戻る

|

« 4/18斎藤功充小田島レポ1/2 | トップページ | 第58回 春分の日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/473217/20916075

この記事へのトラックバック一覧です: 4/18斎藤功充小田島レポ2/2:

« 4/18斎藤功充小田島レポ1/2 | トップページ | 第58回 春分の日 »