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2008年1月16日 (水)

第26回 小田島映像リポート第四弾(前編


現在彼の身分処遇は死刑確定囚になっているので、はたして今日、本人と面会できるかは今のところわかりません。

   


斉藤充功氏コメント

えー本日は12月13日木曜日、たぶん小田島との面会は、年内は今日が最後になると思います。で、今日来たのは、彼から死刑が確定したという連絡があり、とりいそぎ状況を知るために今日訪ねてきたんですが、現在彼の身分、処遇は死刑確定囚になっているので、はたして今日本人と面会できるかは、今のところわかりません。ただ、私が身元引受人になっているので、そういう関係からして、あるいは面会が可能になるかもわかりません。また可能になってその状況がわかりましたら、また面会の後に話をしたいと思います。いずれにしても手紙によると本人は大変緊張して、毎日死刑のことが頭の中を渦を巻いていると、いうような手紙があったのでとりあえず、今の心境を知るために今日こっちへ来ました。で、今日午後から少し雨が上がったので、気分の上では少し軽くなりました。



ポラロイド、今私の手元に6枚のポラロイドがあるんですけども、これは小田島が自分で所持できないから、私の方で保管して欲しいということで、最近手紙に同封してきたポラロイドなんですね。ここに写っているのが、あー、この小さな子が、あー、小田島が世に残したあー、たった一人の、おー、肉親で、現在2才になったトビー君ですね。それでこのトビー君を抱えている女性が、小田島の内縁の、、 ?これがトビー君で、これを抱いている彼女、女性が、ま、内縁の妻になっている、あの女性です。ま、フィリピンには二人彼が一番気にかけている、人物がおりまして、これを彼は千葉刑務所から、ずっと現在まで舍房の中に置いて、毎日眺めていたそうです。それでも最近は、彼が死刑確定囚になってポラロイドの写真を所持できないということになって、私の方に保管して欲しいという、メッセージと同時に写真を送ってきました。こういう家族がフィリピンにいて、彼がもう会えないということが非常に心残りだということも、今日の面会で強調してました。まぁ今日彼と会ったのは午後一時すぎていたんですけども、考えていたよりも血色もいいし、表情も非常に豊かだった。聞いてみたら、今日はちょうど入浴日で、風呂に入った後だったということで、差し入れをしたトレーナーも着て、まあ今日は饒舌に色んなことを彼が話をまあしてくれまして、差し入れには小説、それから衣服も書籍も指定されましたけど、とりあえず今日はマンガと月刊の小説誌を2冊入れてきました。これから先彼が、今はまあ平穏な平常心で話をしてましたけど、これから先、刻一刻と死に近づいていく訳ですから、心情がどう変化するか、場合によっては平常心を失うことがありうるのだと思うけれども、まあ、それは時期がまったくわからない、と同時に処刑されるのに早いのか遅いなのかもわからない状況にある、ま、いずれにしても死刑確定囚になった小田島に今日私は初めて会って来ましたが、今日のところはま、平穏な顔で対話も十二分にできたことを報告しておきます。


ー今日差し入れしたものは?


今日、まあ小田島が確定囚になったので、まあ懲役囚と違って、ある程度は自由に刑務所から与えられた食べ物以外に自費で購入できるという身分になって、ま、彼の方から手紙で、こまかい、言うなればこういう物品、特に菓子、缶詰類のリストが届いて、それを「差し入れや」で入れて来たんですが、非常に細かく、例えばビスケット、ビスケットの銘柄まで指定してあるとか、ゼリーとかチョコレートとかあるいはリンゴとかいった類いものを五日分ほど差し入れしてきたんですが、その中でただひとつ、食べたいと言っていたラーメン、これが差し入れができなくて、ま、ただしてみると所内で一品、小さなカップラーメンだけが、購入できるということを彼が話していたので、ラーメンは中で本人は買うと思います。と、同時にあれもこれもということは言ってきたけれども、本人も実際、あまりそう食べられないと、だから生モノは腐っちゃうし、と同時に日持ちのするものを、まあ入れて欲しいということで、なかなか細かい注文がつくぐらい、やはりたぶん飢えるというか、今までは官食以外、あー拘置所の方から支給する食事以外は口にすることができなかったんで、いろいろ例え、キャンデー一個、あるいはチョコレート一枚でもシャバの匂いのするもの味のするもの、それを欲しがるというのは会って話を聞いて、そのあたりの気持ちはよく理解できたと思います。ま、年内面会するかどうかは、確約をしてこなかったんですが、これから年を越え、日一日と彼はギルティ、処刑の日に近づいていく訳ですけども、それまでの間、どう精神的に彼が耐えていくかということが大きな問題だと思います。死刑確定囚というのがシャバで考えるほどそう生身の人間が悟り切ったようなことをいっても、現実の自分が考えることは昼夜、死ということだけだということを私は強く感じました。



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