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2008年1月 8日 (火)

第18回 二年半ぶりに飲むコーラがこんなにうまいとは…




死刑囚となり残り少ない
この世での季節の移り変わりを
この目で見たい…




10月13日(土曜日)
午後から当初の受刑者の運動会が実施。私は参加できないが一応受刑者の端くれなので11時過ぎの昼食には、仕出屋からの弁当と紅白まんじゅう、バナナ、コーラーが給与されました。久しぶりに外の弁当を食べてご飯の美味しさに今更ながら驚いた。
コーラーも2年半ぶり。


美味い弁当のご飯を食べた後遺症でこのあと2日ほど,不味いここの飯が食えなくなってしまった。いくら外来米が混じっている,古来の2等米だと言っても同じ米なのになんでこんなに味が違うのだろうか?この日、午後から2時間くらい,運動会の歓声が聞こえていた。


1年6ヵ月いた千葉刑から6月末に東拘へ来て、新築されて空調が入った個室で、暑さ寒さに一喜一憂する事から解放されたのは非常に良かったと思っている。


だがその代わりに,窓が密封されるなどして外が一切見えなくなった。
草の色や白い,土の色,虫の声など、狭い鉄格子越しの視界から季節の移ろいを感じていたのが,すべて失われてしまった。普通の被告や受刑者は再度社会へ出る日がいずれ来るから,この中では季節を感じるよりも,暑さ寒さから解放されることのほうが良いだろう。


でもこの中で死を待つだけの死刑囚にとって,残り少ないこの世での季節の移り変わりを,この目で見たい,肌で感じたいという思いには,切実な渇望がある。







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コメント

死刑囚にならなきゃいつでもその願いは叶ったのに。

投稿: アスル | 2013年3月 8日 (金) 03時50分

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