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2007年10月 9日 (火)

第二回

小田島死刑囚獄中ブログ・第二回!

目次
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日本最大規模の収容人数を誇る東京拘置所。
ノンフィクション作家、
斎藤充功がいよいよ小田島と接見!


斎藤充功死刑囚ドキュメント
第二回 最初に接見した時の印象

私の目の前の男は会話に無駄な語彙がなく、その上、論理的な話し方をした。態度は落ち着いていて冷静な受け応えをする。

私は男に接見するまでは

「見知らぬ人間を殺し強盗放火した冷酷な殺人者小田島鐵男」

のイメージをあれこれと想像していたが、会話を交してみて一瞬、不思議な感慨に捉われた。なぜならイメージとはそぐわない小田島の「頭の良さ」を感じたからである。

反面、その冷静さは「計算された演技ではないのか」という疑問も湧いていた。だが、その疑問は杞憂であった。

彼は
「はじめに、死刑判決ありきの裁判ですから、共に処刑される共犯者(筆者注・M56歳)とは、法廷で悪様に言い合うことは避てたいと思いまして、共犯者の調書を基にした起訴事実を、総て認めたんです」
と、死刑判決を覚悟した心境を淡々と私に語った。

その態度は虚勢でもなく自然体の小田島鐵男の姿であろうと、私は理解した。


第一印象は「分別を弁えた常識人」との感慨を強くした。


東京拘置所に向かうノンフィクション作家斎藤充功

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ノンフィクション作家
齋藤充功(さいとう みつのり)


1941年東京生まれ。ノンフィクション作家。
東北大学工学部中退後、民間の機械研究所に勤務。
その後フリーに。近現代史、国家、情報といったテーマを中心に取材・執筆活動を展開。主な著書に『伊藤博文を撃った男ー革命義士安重根の原像』(中公文庫)、『日米開戦ーー封印された真実』『謀略戦ー陸軍登戸研究所』(ともに学研M文庫)

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